作家名 | 井上萬二 |
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作品名 | 白磁緑釉牡丹刻文大花瓶 |
買取品目 | 茶道具 |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 群馬県前橋市 |
買取参考価格
50,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
お客様の声
ホームページで知り、茶道具が売れるかどうか査定をお願いしました。今回初めて利用させて頂いたのですが、対応が良く、気持ちよく売却することができました。
また次回機会があれば五宝堂さんを利用したいと思います。
五宝堂スタッフより
本日は群馬県前橋市へ出張買取。
お引越し前の整理でお呼びいただきました。
人間国宝であります井上萬二 作の白磁緑釉牡丹刻文大花瓶、青白磁彫文壷、白磁彫水指をお売りいただきました。
共箱が見つからなかったので、多少査定額は下がってしまいましたが、ほぼ未使用の状態でございましたので、目一杯の金額にて査定させていただき、お客様にご満足いただける査定額にて評価させていただきました。
五宝堂では井上萬二などの人間国宝や作家物の作品を探しております。ご所蔵の作品がございましたら、査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。
井上萬二(いのうえまんじ)1929年(昭和4年)~
佐賀県西松浦郡有田町出身。生家は窯元であったが軍人を志し、15歳で海軍飛行予科練習生となった。翌1945年に復員し、父親の勧めで酒井田柿右衛門|の元で働き始める。修行7年目の1952年頃に奥川忠右衛門の作品に衝撃を受け、門下生となり白磁や轆轤の技法を学んだ。1958年に酒井田柿右衛門窯を退社し、県立有田窯業試験場の技官として勤務を始める。その傍らで独自の意匠や釉薬の研究に励んだ。
1969年、ペンシルベニア州立大学から有田焼の講師として招かれて渡米し、5ヶ月間担当した。海外での活動はドイツなどでの個展や2002年3月のモナコ国王の在位45年記念の展覧会など、多岐にわたっている。1968年、第15回日本伝統工芸展で初入選を果たす。1977年に全国伝統的工芸品展通産大臣賞、1987年には第34回日本伝統工芸展で文部大臣賞を受賞した。1995年5月31日に重要無形文化財「白磁」保持者に認定、1997年紫綬褒章を受章。2002年、モナコ国王の在位45年記念の展覧会開催。2003年旭日中綬賞受賞。
2007年現在、有田町で息子の井上康徳と共に井上萬二窯と平屋建てのギャラリーを構えている。華やかな絵付けが中心の有田焼の中で、白磁に徹するという独特の制作を続けている。教え子は既に500人、アメリカでも150人を超え、なお後進の育成にも力を注いでいる。独自の意匠や釉薬の研究に励み、ろくろの神様と言われている。 端正かつ滑らかな造形白磁、美しさを現在でも追究している。