本日は、東京都豊島区目白へ出張買取。
不動産会社様のご紹介で解体・建て替え前のお荷物整理にともないお声かけいただきました。
表具師 奥村吉兵衛 色紙掛 掛軸などの茶道具、煎茶道具、三味線、尺八などの和楽器が多数ございましたので、1点1点、丁寧に対応させていただき、お客様にご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。
本日お売りいただきましたのは、奥村吉兵衛の色紙掛など。
奥村吉兵衛(おくむらきちべえ)は千家十職の一人で、布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛軸、屏風、襖、額などを仕立てる職人です。
初代は1618年からではじまり、当代は12代目となります。
1934年生まれ。
1986年9月に奥村家の家督を継承し12代奥村吉兵衛を襲名。
千家十職とは、三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)家元宗匠向けに茶道具の製作をする十の職家のことで、
- 茶碗師(楽吉左衛門)
- 釜師(大西清右衛門)
- 塗師(中村宗哲)
- 指物師(駒沢利斎)
- 金物師(中川浄益)
- 袋師(土田友湖)
- 表具師(奥村吉兵衛)
- 一閑張細工師(飛来一閑)
- 竹細工・柄杓師(黒田正玄)
- 土風炉師(永楽善五郎)の10の家柄です。
その歴史は400年と昔から千家好みの茶道具を作ることが出来る職人は限られていて、特に、わび茶を完成させた「千利休」は茶道具に独自の好みがあったとされています。
その茶風を残そうとし、利休好みの作品を作れる職人が重宝されていきました。やがて茶道の形式が確立されていくと出入りの職人もだんだん固定されていくようになり、明治時代には現在の十職になっていたといわれています。
それが今では「千家十職」と呼ばれるようになり、伝統を固守しながら数々の茶道具を手掛けています。
五宝堂では千家十職などの茶道具の取り扱いを強化しております。茶道具だけではなく、煎茶道具、尺八、篠笛、龍笛、琵琶、三味線、琴、小鼓など和楽器、骨董品、美術品なども鑑定させていただきます。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。