本日は、東京都国分寺市へ出張買取。
不動産会社様のご紹介で、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。
本日お売りいただきましたのは、二代目 畠春斎(畠重男) 作の口四方尾垂釜などの茶道具や津軽三味線、薩摩琵琶などの和楽器。
未使用の物や状態が良い物が多く、1点1点、丁寧にご対応させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
初代・畠春斎は銅器の町高岡市金屋町で代々続く鋳物師の家に生まれ、茶釜の制作を行うようになり、高い名声を得ました。
その後、息子が跡を継ぐために初代から技術を学び、無地紋や霰紋といった伝統の茶釜の制作を行っていました。
その後、初代がこの世を去ると自らの芸術性を全面に出した茶釜の制作を行うようになり、造形的な作品を発表し、茶釜の世界に革命をもたらします。
こうしてその精神を受け継いだのが2代目の息子である3代目で、鉄を意識させない透明感のあるデザインは伝統を守りつつも現代的な要素を取り入れた作品として評価されています。
畠春斎は釜師としてとても有名ですが、茶釜以外にも、鉄瓶、火鉢、花瓶なども手掛けており、これらの作品でも鋳物師として力量を発揮している事がしっかりと感じ取る事ができます。
現在は三代目が当代となり、初代・二代目は当代の祖父・父になります。
2代・3代ともに日本工芸会正会員として活躍を見せ、様々な賞を受賞している事で知られています。
五宝堂では尺八、篠笛、龍笛、琵琶、三味線、琴、小鼓、笙 (しょう)などの和楽器の出張査定を強化しております。また、茶道具、煎茶道具、古美術品や骨董品など、幅広く対応させていただきます。
LINE査定やお電話だけの相談も承りますのでお気軽にお問合せください。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。
二代 畠春斎(はた しゅんさい)-1944年(昭和19)~ 略歴
1944年
富山県生まれ。
1971年
日本伝統工芸展初入選。以後、入選を重ねる。
1973年
日本伝統工芸展奨励賞。
1978年
日本伝統工芸展日本工芸会長賞。
1982年
2代春斎襲名。