こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
東京都世田谷玉川田園調布のお客様より遺品整理のご依頼で、茶道具、尺八、蒔絵 小鼓などの和楽器の出張査定に行ってきました。
生前のご趣味でした尺八、蒔絵が施された小鼓や茶道教室をやられておりました関係で、お稽古用の茶道具から作家物の茶道具まで、表千家を中心にありましたので、1点1点丁寧に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にて、高くご評価させていただきました。
【表千家と裏千家の違いについて】
茶道に興味のない方でも、一度は聞いた事のある言葉ではないでしょか。
茶道の流派は500以上あると言われており、多くある流派の中で、表千家・裏千家・武者小路千家は三千家と言われ茶道の主流です。
表千家(おもてせんけ)は、茶道の創始者千利休から数えて四代目に当たる江岑宗左(こうしんそうさ)が、千家の直系茶室「不審菴(ふしんあん)」を継承する事から始まりました。
本来であればそのまま千家を継承となりますが、宗左の弟や兄がそれぞれ裏千家、武者小路千家として独立。千家の名称を継承とはならず、表千家となりました。
表千家の人口は、裏千家の約半分。学校の茶道で習うなど、始められる機会の多い裏千家に比べて、表千家は自分から自発的に習いに行かない始められず、触れる機会が少ないのが原因だと言われています。
表千家の茶道の特徴は、伝統を重んじ保守的。道具も質素で、わびさびをより感じられるものになります。
裏千家(うらせんけ)は、千利休から三代目にあたる千宗旦(せんのそうたん)が隠居の際に茶室「今日庵(こんにちあん)」を建て、息子の仙叟宗室(せんそうそうしつ)とともに茶室の敷地内に移り住んだ事から始まりました。
千家の本家筋である表千家の裏側にあるため、裏千家と言います。
裏千家の人口は、茶道界の中で最大。近代になってから、裏千家を一般に普及するため出版物を刊行したり、茶道の学校教育の働きかけなどが功を奏したと言われています。
裏千家の茶道は、革新的で時代によって流動的に変化しつづけているのが特徴。道具は華やかなものが多いです。
五宝堂では、お稽古用の茶道具から作家物の茶道具まで、流派を問わず茶道具全般の出張査定を行っております。
茶道具を引き継いだけれど、値段が付くのかわからないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、どのようなお品物でも丁寧に拝見させていただきます。
古い時代の茶道具は、リサイクルショップでは本当の価値がわからず安価になることが多々あります。
行き場を失った古美術品は、価値を認められずに捨てられたり、
私たち古美術商は、行き場を失った古美術品に価値をつけ、後世へと大切に守り継ぐ使命をもって日々精進しております。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。