こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
本日は東京都国立市のお客様よりご依頼で出張査定にお伺いさせていただきました。
生前、茶道教室をやられており、お稽古用の茶道具から表千家の茶道具を中心に1点1点丁寧に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
本日ご紹介させていただく作品は、1960年代に加守田章二のライバルとして活躍し、人気を二分した江崎一生の井戸茶碗です。
江崎一生(えざき いっせい)は1918年 常滑に生まれ。常滑焼(陶器の日本六古窯の一つ)とすれば朱泥の急須などが中心的でしたが鎌倉~室町時代にかけて焼かれた古常滑の灰釉及び自然釉の研究に生涯を費やしてガス窯と薪の併用によりその再現に成功。
また、古常滑と現代的な造形を交えて戦後より日本伝統工芸展などに出品、日本工芸会会長賞、文部大臣賞などを受賞しました。
約10年間の闘病生活の末に74歳で没しましたが、没後もその功績と
作陶技術から幻の人間国宝として高い評価と人気が続いております。
五宝堂では、江崎一生をはじめ、作家物の茶道具を集めております。
また、琴、琵琶などの和楽器、掛軸、甲冑、日本画など、幅広い商品ジャンルをお取扱いしておりますので、遺品整理やコレクションの整理にはぜひ、お気軽にご相談ください。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。
江崎 一生 略歴
1918年 愛知県常滑に生まれる。
1960年 金重陶陽を訪れ、窯造りの研究に入る。
1963年 第十回日本伝統工芸展朝日新聞社賞受賞。
1969年 「灰釉鳥文大皿」で第十六回日本伝統工芸展文部大臣賞受賞。
1973年 日本陶磁協会賞受賞。
1992年 逝去。