作家名 | |
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作品名 | 二代 村瀬治兵衛 沢栗膳などの茶懐石道具、三味線、琴などの和楽器 |
買取品目 | 茶道具 |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 大阪府枚方市 |
買取参考価格
350,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
大阪府枚方市のお客様からのご依頼で、茶懐石道具や和楽器などを処分されたいとの事でお伺いさせていただきました。盆や茶器、茶托、炉縁、演奏会用の三味線や箏など1点1点丁寧に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
村瀬治兵衛は、様々な漆器を作られていますが その中でも「沢栗」のシリーズは人気がありますので、高くご評価させていただきました。
栗は水に強く、明快な木理(モクメ)が強く出る美しい素材です。経年変化の味わいに優れ使い込む程に見事な栗色飴色に色付き風合いを増します。
村瀬治兵衛(むらせ じへい)について
初代 村瀬治兵衛は1897年に江戸時代から代々続く木地師家に生まれました。腕の立つ木地師として知られており、木地が透ける程、極限まで薄くくり抜く極薄挽きを得意としたといわれています。木地を加工するだけで満足できなかった治兵衛は漆器として完成品を目指す傍ら北大路魯山人と出会い、魯山人から指導を受けることで塗師・木地師として腕を磨き、「はつり」と呼ばれる技巧を生かした薄挽きの中にも大胆さがある特徴的な作風で多くの漆器を制作しました。
1976年に二代目に代を譲ると「治庵」と名乗り、晩年は楽茶椀の制作に没頭します。幾度も失敗を繰り返しながらも製作を続け、徐々にその出来栄えの見事さが松永耳庵氏などの数寄者にも伝わり、財界茶人の茶会でも使用されるようになりました。治兵衛の作り出す作品は、繊細な所まで見事な出来で、表千家・裏千家の家元の箱書きを頂くなど高く評価されていました。
1976年に二代目となった村瀬治兵衛は、根来塗・独楽塗を得意として「根来の治兵衛」と呼ばれ、現在の治兵衛の作風を確立したといわれています。日々庵鈴木宗保や立花大亀老子の薫陶を受け、洗練された茶道具を世に多く送り出しました。
三代目 村瀬治兵衛は2001年に襲名し、「沢栗」のシリーズなど様々な漆器を制作しています。三代目からは木地師の仕事に加え漆塗りまで一貫して手掛けるようになりました。
略歴
初代 村瀬治兵衛
1897年(明治30年)4-5代続く木地師の家に生まれる。
昭和26年(1951) 一家で東京へ移動。
昭和51年 には 二代に代を譲って治庵と名乗り、陶芸の茶碗制作を始める。
二代目 村瀬治兵衛:本名喜三郎
1927年昭和02年 名古屋市に生まれる。
1945年昭和20年 愛知県立工業学校図案科卒
1951年 東京に転居 1964年 木地師として六代目を継ぐ
1976年昭和51年 二代目治兵衛を襲名
三代目 村瀬治兵衛:本名 治
1957年昭和32年東京生まれ。
1975年昭和50年東京都立芸術高等学校卒業
1980年昭和55年東京造形大学美術学科彫刻専攻卒業
卒業後、代々の家業である木地師・塗師に従事する
2001年(平成13年)3代目治兵衛を襲名、木地師として7代目を継ぐ
2009年(平成21年)妙喜庵・待庵の炉縁製作
現在、五宝堂では東海地方(愛知県、岐阜県、三重県)、近畿地方(京都、大阪、兵庫県、奈良県、滋賀県)への出張を強化しております。
和楽器をはじめ、骨董・古美術品、掛軸、屏風、茶道具、書道具、中国美術、仏教美術など、ジャンル問わずお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。