こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
遺品整理に伴う鑑定にて京都市北区へ行ってきました。人間国宝 清水卯一の青磁花瓶のほか、茶道で使う竹花籃や茶籠道具をはじめ、演奏会用の13弦琴、17弦琴、三味線などたくさんありましたので、1点1点丁寧に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
陶器作家 清水卯一(しみず ういち)について 1926年–2004年
清水卯一は大正から平成にかけて活躍した、京焼の陶芸家です。「鉄釉陶器」の分野で国指定の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、紫綬褒章を授与された人物でもあります。
京都市東山区五条橋に、京焼 陶磁器卸問屋を営む父清水卯之助、母モトの長男として生まれました。立命館商業学校(後の新制立命館高等学校)を中退し、石黒宗麿 に 師事 して中国陶芸を学びました。
1967年の40歳ころは、鉄釉や柿釉、天目などの鉄釉系技法に基づく作品を多く作っています。
中国陶磁の鉄釉や柿釉を研究した事で知られ、特に天目茶碗が中国で人気となっております。
2004年に77歳で亡くなりましたが、現在も蓬莱窯では、息子・清水保孝、孫・清水志郎も共に京焼の陶芸作家として、「鉄彩陶器」の伝統を受け継ぎ、活躍しています。
略歴
1926年 京都市東山区五条で生まれる
1940年 石黒宗麿に師事
1970年 陶房を移窯
1985年 重要無形文化財鉄釉陶器の保持者に認定
1986年 紫綬褒章を受賞
1988年 京都府文化功労賞受賞
1992年 滋賀県文化賞受賞
1994年 紺綬褒章受章
2004年 ご逝去
2006年 大阪市立東洋陶磁美術館で「人間国宝 清水卯一の陶芸」を開催
2007年 兵庫工芸美術館で開催の「現代陶芸への招待-日本とヨーロッパ-」に出品
2011年 静岡県資生堂アートハウスで開催の「現代陶芸の精華 —人間国宝による作品から抽象陶芸まで—」に出品
五宝堂ではコレクションの華道具や茶道具の整理や譲り受けて価値が知りたいなど、いろんなご相談に対応しております。
御道具のご売却をお考えでしたらぜひ五宝堂をご用命ください。
時代物の1点物からお稽古道具まで幅広くお取り扱いしております。
現在、五宝堂では東海地方(愛知県、岐阜県、三重県)、近畿地方(京都、大阪、兵庫、奈良、滋賀)への出張を強化しております。
和楽器をはじめ、骨董・古美術品、掛軸、屏風、茶道具、書道具、中国美術、仏教美術など、ジャンル問わずお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。