こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
本日は遺品整理のご依頼で、東京都練馬区へ出張しました。薩摩国住十一代光忍作 甲冑 等身大 兜 鎧 槍 などの武具を拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
甲冑の査定ポイント
甲冑は、基本的に制作された年代が古ければ古いほど、価値があると言われています。
また、着用していた武士の地位が高いほど高額となります。
それは、足軽などの下級武士よりも大名クラスの武将の甲冑である方が、素材が良質で手が込んでいるからです。
①銘がある甲冑かどうか
甲冑を制作する人のことを甲冑師と言います。
最初に銘を切ったのは「春田派」(はるたは)の甲冑師で、室町時代末期だったと言われています。
甲冑師流派としては「春田派」、「明珍派」(みょうちんは)、「早乙女派」(さおとめは)、「岩井派」、「雪下派」(ゆきのしたは)の5派が有名で、江戸時代には有力大名の「御抱具足師」(おかかえぐそくし)となり、各大名家で特徴のある「御家流」(おいえりゅう)の甲冑を制作するようになりました。
この5派に属する甲冑師や人間国宝「牧田三郎」など、銘がある甲冑は、高額な買取が期待できます。
②有名武将や大名などの甲冑かどうか
有名武将や大名など、地位が高い人物が着用していた甲冑は、その武将の人気によって高額の査定になると言えますが、身分の高い人の甲冑には、金工・錬金・漆芸・組紐など、高度な工芸技術が施されていることも、見逃せないポイントです。
細やかで美しい細工が施されている甲冑は、美術品・芸術品としても価値が高く、需要が増すため、高額で買取される可能性が高いでしょう。
③状態が良いかどうか
状態が良いかどうかも重要な査定ポイントとなります。
どんな骨董品や美術品にも言えることですが、壊れていないか、傷がないか。瑕疵がないかは重要です。
④装具が揃っているかどうか
当世具足は、面頬(めんぽお/めんぼお)や籠手、佩楯、臑当などの小具足がすべて備わった甲冑です。
さらに、甲冑には甲冑を保管するための箱(鎧櫃:よろいびつ)やその甲冑について詳しく記載された書物が付く場合があります。
甲冑は、装具がすべて揃っていると完品という扱いになりますので、装具が揃っているかどうかは重要な査定ポイントとなります。
五宝堂ではコレクションの甲冑の整理や譲り受けて価値が知りたいなど、いろんなご相談に対応しております。
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時代物の1点物から現代甲冑(レプリカ)まで幅広くお取り扱いしております。
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現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。