日本画家 速水御舟 リトグラフ 木版画 掛軸など

こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。

本日は絵画作品の査定依頼で、東京都小金井市へ出張しました。日本画家 速水御舟のリトグラフ、木版画、掛軸などを中心に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。

【速水御舟（はやみ ぎょしゅう）について】
速水御舟（はやみ ぎょしゅう）は、明治、大正、昭和に生き、活躍した日本画家です。
1894年（明治27年）8月2日、東京浅草に生まれる。
父親が質屋を営んでおり、小さなころから様々な骨董品や美術品に親しみました。
小学校を卒業すると、近所に住んでいた画家の松本楓湖の安雅堂画塾に入門。自由な気風で絵画を学び画力を身につけていきます。授業では宋元古画、大和絵、俵屋宗達、尾形光琳などの歴史的名作を模写し、近くを写生散歩して歩き回っていました。
1914年（20歳）には、母方の祖母である速水キクの速水家を継ぎ、雅号を御舟と改号。その後、今村紫紅と日本画の研究発表会である赤曜会を結成。1917年（23歳）の第4回院展に「洛外六題」を出品し、横山大観、下村観山から絶賛されることになりました。
1925年には軽井沢に滞在中、焚き火とそれに群がる蛾を描いた「炎舞」を制作し、その4年後には第16回院展に「名樹散椿」を出品し、高い評価を受け当時の美術界に大きな影響を与えました。その後も常に新しい表現、技法を求め続け多くの作品を描きました。西洋絵画を表現手法を自身の作品に上手く取り入れ、それを自分なりに解釈で新しい作風を生み続けることで高い人気を博していました。1935年、（40歳）で腸チフスにより死去。

【略歴】
1894 明治27年 8月2日　東京府東京市浅草区に生まれる
1911 巽画会展に出品した『室寿の讌』（むろほぎのえん）が一等褒状を受け宮内省買い上げとなる
1914 号を御舟と改める。
今村紫紅を中心とした美術団体・赤曜会を結成
1925 夏、軽井沢に別荘を借りて一家で滞在中に代表作『炎舞』を完成させる
1935 昭和10年 3月20日　40歳没

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