作家名 | 宮川香斎(真葛香斎) |
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作品名 | 松透し蓋置 茶道具 |
買取品目 | 茶道具 |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 京都府宇治市 |
買取参考価格
10,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂【京都支店】でございます。
本日は陶磁器や茶道具の処分のご依頼で、京都府宇治市へ出張してきました。京焼・清水焼の陶磁器や茶道具を中心に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
【宮川 香斎(真葛 香斎)(まくずこうさい)について】
京都にある伝統的な焼物が真葛焼(まくずやき)でこの真葛焼の代表的な人物が真葛(宮川)香斎です。
真葛香斎の初代は宮川小兵衛政一という人物で知恩院門前に住居をかまえて陶磁器原料や陶器の焼継などであきないをしていました。
その長男であった治兵衛政重が五条坂において茶碗屋治兵衛の宮川香斎を名のる様になりそれが代々継がれる事になります。因みに次男の長兵衛は分家して、関東で宮川香山と名乗るようになり、高い技術を用いた輸出用の陶器の制作を行い成功しております。宮川家の陶芸家としての名前は、代々真葛香斎となっております。
真葛焼の特徴として、仁清写し、乾山写しを得意とする京焼のひとつです。
特に真葛焼は仁清や乾山の単なるコピーではなく名品の核となる部分をしっかりと捉えながら創造性を加えたため茶陶として高い評価を受けております。
仁清写しや乾山写し、交趾、金襴手などの京焼の技法に加え、真葛焼の祖・宮川長造が得意とした藁灰釉の調合はこれからの真葛焼でも重要な伝統として伝わり続け多くの人を魅了しております。
【略歴】
1819年 初代 宮川香斎は、治兵衛春房の長男として生まれる。
京都守護職松平容保の前で轆轤を披露し、十水五石の印を授かる。
1848年~54年の始め頃 嘉永年間に香斎を名乗りはじめる。
四代 宮川香斎 (初代 真葛香斎)
1897年 宮川香斎の次男として生まれる。
1909年 京都徒弟伝習所轆轤科に入所。卒業後は家業に従事。
1913年 4代宮川香斎を襲名。
1915年 北大路魯山人から作陶の手ほどきを受けるため陶房を訪れる。
1929年 久田家11代無適斎宗也に入門本格的に茶道具の制作に専念。
1934年 無適斎宗也より「真葛焼」の箱書を授かる。「真葛香斎」を名乗る。
1972年 婿養子三喜重に家督を譲り隠居。以後「治平」を名乗る。
六代 宮川香斎 (3代 真葛香斎)
1944年 京都に生まれる
1974年 東京造形大学美術学部彫刻専攻卒業
1976年 真葛窯に入る。五代香斎のもとで家業に従事
2002年 六代目 香斎を襲名
2003年 東京日本橋三越、京都高島屋で襲名記念展開催
2007年 京都迎賓館開館で、日の出鶴茶碗、若松茶碗、交趾牡丹絞水指を納める。
以後全国各地で茶陶展を開催。
2014年 岡山・横浜高島屋で「古稀展」を開催する
2015年 日本橋三越本店で「古稀展」を開催する
2016年 パリ日本文化会館で茶会、講演会を行う
2019年 日本橋三越本店で「喜寿記念 真葛 六代 宮川香齋作陶展」を開催
現在、五宝堂では東海地方(愛知県、岐阜県、三重県)、近畿地方(京都、大阪、兵庫、奈良、滋賀)への出張を強化しております。
コレクションの茶道具の整理や譲り受けて価値が知りたいなど、いろんなご相談に対応しております。
茶道具のご売却をお考えでしたらぜひ五宝堂をご用命ください。
時代物の1点物からお稽古道具まで幅広くお取り扱いしております。
大量にあってもお任せ下さい。
蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。