こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
本日は版画買取のご依頼で、東京都文京区へ出張してきました。川瀬巴水の木版画、浮世絵作品を中心に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
【川瀬巴水(かわせ はすい)について】
1883年~1957年にかけて活躍した日本の浮世絵師であり、特に「新版画」運動を代表する作家の一人です。
新版画とは、伝統的な浮世絵の技法を現代的に再解釈し、風景や日常の美しさを繊細な描写で表現したスタイルを指します。
巴水は主に風景画で知られています。彼の作品は、日本の自然や地方の風景を叙情的に描き出しており、四季の移ろいを感じさせる色彩や陰影の使い方が特徴です。例えば、静かな田舎の村や、雨に濡れた都会の街角など、彼の作品には日常の一瞬を切り取ったような詩的な美しさがあります。木版画は、今日でも多くのファンに愛され、国内外で高く評価されています。彼の作品は、風景の美しさとともに、日本文化の深さを感じさせる魅力があります。
【木版画・浮世絵の査定ポイント】
①状態が良いかどうか
古い浮世絵は、制作から300年以上経っていることも珍しくないため、ある程度の経年劣化は仕方がないことです。
価値のある浮世絵でも作品の状態が悪ければ、価値は下がってしまいます。
浮世絵を良い状態で保管できている場合は、状態が悪くならないうちに売却することも1つの方法です。
②誰の作品なのか
今でも浮世絵に価値はありますが、全ての作品に価値があるわけではありません。
価値のある浮世絵の特徴として、まず挙げられるのは「作家は誰か」ということです。
高価買取の対象になる作家・浮世絵師は以下の通りです。
川瀬巴水・高橋松亭・吉田博・土屋光逸・笠松紫浪
鳥居清長・葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳など
浮世絵の主な査定ポイントは「作家」「サインの有無」「摺った時期」「技法」「状態」「肉筆か否か」となっており、特に「作家」が重要になります。 浮世絵の買取市場は判断基準として分かりやすい「作家」で価値を判断します。
五宝堂では肉筆画、木版画、新版画といった浮世絵作品や錦絵、春画まで幅広くお取り扱いしております。
状態の悪いものでもしっかり鑑定させていただきますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
大量にあってもお任せ下さい。
蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。