【春画(しゅんが)について】
春画とは、いわゆる昔の性風俗画のこと。「枕絵(まくらえ)」や「危絵(あぶなえ)」とも呼ばれました。
その起源は古く室町時代から町人文化が栄えた江戸時代に最盛期を迎え、明治まで続きます。
戦国時代には武士がこれを厄除けのお守りとして鎧の中に忍ばせていたのだとか。
春画の使用目的は様々です。
町人が自慰目的で楽しむ場合もあれば、姫の嫁入り指南書としても使用されたようです。
葛飾北斎、喜多川歌麿をはじめとする江戸の名だたる浮世絵作家も多く春画を描いており、春画は庶民たちの間で大きなブームとなっていました。
明治期以降において春画はその価値を失っていき、次第に下火になっていきました。
呼び方は様々で、春本から秘画、枕本、枕絵、艶本、戯画、春画、猥本、浮世絵、あぶな絵、笑い絵など
技法も様々で、紙や絹に肉筆で書いた折帳や軸装。
また和本仕立てに木版で墨摺りや極彩色摺り。陶器や根付などにも多くみられます。
【春画の査定ポイント】
春画査定アップのコツは、大きく3つです。
【査定のポイント①】
保存状態が良いかどうか
どの骨董品や美術品にも当てはまりますが、保存状態は査定金額に大きく影響します。
もともと紙に摺られた繊細な作品なので、色の褪色度合い、紙の変色具合、シミや汚れの有無、虫損の状態など、様々な観点から細かく評価されます。
破れなど激しい経年劣化が目立つものは、どれだけ希少な品であっても価値が下がってしまいます。
価値がゼロになる可能性は低いですが、保管状態には注意が必要です。
【査定のポイント②】
有名な絵師による作品かどうか
浮世絵の市場価値は、その希少性と需要によって大きく変動します。
喜多川歌麿や葛飾北斎、歌川国貞、鈴木春信など、
復刻版の浮世絵など取引数が多い絵師は人気です。
【査定のポイント③】
肉筆画または木版画か
浮世絵には、オリジナルと復刻版、印刷版があります。このうち最も価値や人気があるのはオリジナル版です。
限定版や初版本、版元などがわかる作品は、価値が高くなる傾向にあります。
五宝堂では肉筆画、木版画、新版画といった浮世絵作品や錦絵、春画まで幅広くお取り扱いしております。
状態の悪いものでもしっかり鑑定させていただきますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。