大山忠作「游鯉」日本画 4号 共シール

この作品について

本日のお買取り品は、大山忠作の代表作の一つでもあります「游鯉」。サイズは4号で比較的小さい作品でしたが、状態も良く、共シール、東京美術倶楽部の鑑定証書付きでしたので、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。

大山忠作は、昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。
人物画や宗教世界を背景にした作品を得意とし、その作品はいずれも高い評価を得ています。戦後に開催がスタートした日展では、初出品で入選したのを皮切りに、以後1回も落選することなく出品を続けるという驚異的な記録を生み出しました。代表作の多くは全国の主要な美術館ならびに博物館、さらに生まれ故郷の福島県二本松市にある大山忠作美術館に所蔵されており、高い価値を誇ります。

平成１８年には、写生を踏まえた平明で骨太な描写、さらにその画技と団体への貢献により、芸術文化の向上に寄与したことが認められ、文化勲章を受章されました。

現代日本画壇の重鎮としてさらなる活躍を期待されていましたが、平成２１年２月１９日に８６歳をもって逝去されました。

五宝堂では、日本画・洋画・現代アート・油彩・水墨画など、
お客様が大切にされてきた絵画を幅広く査定・買取させていただきます。ご所蔵の作品がございましたら、査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

大山忠作 (おおやまちゅうさく)

日本画家

1922年　福島県に生まれる
1943年　東京美術学校　卒業
1947年　第2回日展に「Ｏ先生」を出品　初入選
　　　　山口蓬春に師事
1952年　第8回日展に「池畔に立つ」を出品　特選、白寿賞、朝倉賞受賞
1955年　第11回日展で「海浜」を出品　特選
1962年　銀座で初の個展開催
1967年　法隆寺金堂壁画再現模写に従事
1973年　日本芸術院賞　受賞
1984年　大山忠作襖絵展
1986年　日本芸術院会員
1992年　成田山聖徳太子堂壁画展
　　　　日展理事長
1996年　勲三等瑞宝章　受章
1999年　文化功労者　日展常務理事。
2005年　日展会長
2006年　文化勲章　受章
2009年　死去