九谷焼吉田美統造金欄手花唐草文ぐい呑

作品名	金欄手花唐草文ぐい呑
作家名	九谷焼吉田美統造
買取品目	茶道具

参考買取価格
5,000円

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この作品について

吉田美統(よしたみのり)

昭和～現在に至るまで活躍し、「釉裏金彩」の技術において重要無形文化財保持者（人間国宝）として認められている陶芸家。
金箔を焼付けた後、透明釉を施し、金本来の色を際立たせ、金箔の薄箔厚箔を使い遠近感を出す手法が特徴。優美な芸術品として国内外から高く評価されています。

九谷には伝統技法があり、色絵具をかけた素地を本焼きにして地色とします。
その上に二種類の金箔を文様に切り取っ物を載せて焼き、仕上げでは透明な釉薬をかけ、焼き仕上げます。
このような伝統技法があるのですが、吉田は一つ一つの工程を独自で研究したのです。そしてその工程の一つずつの洗練度を高めたのです。
1970年、日本万国博覧会に百人一首大花瓶を出品しています。1974年に日本伝統工芸展に入選をしました。
そして同展では高松宮記念賞、日本陶磁協会賞、日本工芸会保持者賞を受賞しています。
1979年に、釉裏金彩鉢が、外務省買上作品に選ばれました。
釉裏金彩の第一人者です。2001年には重要無形文化財保持者に認定されました。同年に、紫綬褒章を受章しています。

略歴
1932 石川県小松市に生まれる
1951 高校在学中から陶芸を学び、19歳で3代目錦山窯を襲名する
1974 第21回日本伝統工芸展に初入選
1980 第3回伝統九谷焼工芸展優秀賞受賞
1984 日本工芸会奨励賞受賞
2000 日本工芸会保持者賞受賞
2001 「釉裏金彩」で重要無形文化財保持者に認定

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