都山流、琴古流の2大流派の尺八は高額査定になりやすいです。歌口の形で見分けます。
名製管師と呼ばれる製管師制作の尺八であればあるほど高額となってきます。
製管師は焼印を見ることでわかります。

尺八の基本的長さは、一尺八寸＝約54cmです。それより短いもの、長いものは査定では高額となりやすいです。
尺八の多くは、中継ぎ（なかつぎ）と呼ばれる部分から、二つに分かれるようにできていて、その仕様は、 「 籐巻き ＜ 石目巻き ＜ 銀巻き ＜　漆巻き　＜ 金巻き」の順に高く査定いたします。 息を吹きかける上部を歌口といい、材質はプラスチック＜水牛の角＜象牙の順に高額です。

尺八といえば竹でできていると思い浮かびますが、中にはプラスチックでできたものなども存在します。
尺八の音は、内径の与える影響が大きいので、名器とよばれる竹製の楽器の内径をコピーしたプラスチック管のものでも良い音を出します。
音色の質や吹きやすさによっては木製、プラスチック製のものでも高額となることもありますが、やはり高額査定になりやいのは 昔からの竹製品となります。